
下落か上昇か、ややこしい相場。 12/4 ポンド円の相場分析
こんにちは。
高値更新も、その後は円買い圧力強く、ユーロ安も受けてポンド円は下落。
ややこしい相場状況における12/4のポンド円の市況解説・相場分析を配信します。
ファンダメンタルズ分析
日本円:日銀は引き続き利上げを行わず金融緩和を維持の姿勢で円安
英ポンド:雇用統計は平均賃金が大幅上昇もCPI鈍化、小売売上高減退もPMIは市場予想上回り不明瞭
日本円の金融緩和維持の姿勢は変わらずなので、基本的にはポンドのファンダによって方向性が変化するイメージです。(但しポンド安地合いだとしても日本円も円安地合いのためそこまで下げない)
ポンドと欧州の経済指標の直近の結果は芳しくなかったものの先週のPMIは市場予想を上回り、欧州景気懸念の底打ち感が期待されていますが、あくまで予兆が見えたといったところですので引き続きフラット目線で臨みたいところです。(ポンド買いと考えるのは危険)
米国経済に若干の翳りが見えてきた関係で、余計に欧州通貨や円が買われやすくなってもいますが一方ドルもそろそろ反動買いがあると考えているためドルの動向についてもポンドトレードの際にはできれば確認しておきましょう。
日足

日足レベルで意識しているのは引き続き、画像の4本の水色のラインの価格帯です。
ポンドのファンダの買い材料に伴って再度高値にタッチするも現在は一度反発。
上から2本目の日足のレジサポで一度買い支えられるも、ここもサポート割れして再度下落する展開となりました。
上昇トレンドの範疇ではあるものの下半期は基本レンジ、エリオット波動の5波と仮定した場合は日足レベルでの伸び代は限定的なので、下位足レベルでトレードしていきましょう。
4時間足

4時間足では水色の細い水平線を、1時間足では黄色のラインを追加で意識しています。
4時間足レベルではMACDはダイバージェンス気味ではあるものの高安値を切り上げており上昇トレンドの範疇です。
現在は黄色のレジスタンスと水色の186円付近をサポートでレンジ展開となっており一旦の買い場となっております。
1時間足

下落トレンドラインをブレイクし現在はレンジです。
現在はレジサポが効いているのが明確なのでこれらを背にエントリー・利確をしていきたいところです。
レジサポまで引きつけてからエントリーし、リスクリワードを担保しながら複数回で利益を膨らませる姿勢を引き続き意識していきましょう。

15時追記:開場からサポートを割りましたので、戦略を変更です。
高安値を割り、移動平均線の下方に存在するため下落トレンドとして捉え、戻り売りを基本戦略としていきます。
このようにレジサポがブレイクした場合については柔軟に戦略を変更し、エントリーや利確タイミングを4時間足などを参考にしながら設定してください。